アクセルを開けるとエンジンが「被る(かぶる)」症状はバイク乗りにとってよくあるトラブルです。特に季節の変わり目や冬場に起きやすく、対処法を知っておくことが大切です。
エンジンが被るとはどういう状態?
エンジンが「被る」とは、混合気(ガソリンと空気の混合物)が濃すぎてスパークプラグが正常に点火できなくなる状態です。アクセルを開けると失速したり、最悪の場合エンジンが止まってしまいます。
被りが起こりやすい状況と原因
- 冬場の低温時(気温が低いとガソリンが気化しにくい)
- チョークを引きすぎた状態での走行
- アイドリング不安定な状態でのアクセル操作
- キャブレター(インジェクション)の不具合
- スパークプラグの劣化
被った時の対処法
軽度の場合
アクセルを全開にした状態でセルを回し、スパークプラグをガスで乾かすように始動を試みます(パージング)。数回試みても始動しない場合はプラグを取り外して確認しましょう。
重度の場合
スパークプラグを取り外し、プラグに付着したガソリンを乾燥させます。ガスバーナーで軽くあぶる方法も有効ですが、火気には十分注意が必要です。
季節別の予防策
- 冬場:チョーク操作はエンジンが暖まったら速やかに戻す
- 春秋:朝晩の気温差に注意し、暖機運転を丁寧に行う
- 定期点検:スパークプラグは走行距離に応じて交換する