FJR1300は後悔する?不人気・立ちゴケ・最高速の実態について解説

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FJR1300はヤマハのフラッグシップスポーツツアラーとして、長年にわたり高い評価を受けてきたモデルである。しかし、日本国内では「不人気」と言われることも多く、購入後に「後悔」するのではないかと悩むライダーも少なくない。特に、約290kgの車重による「立ちゴケ」のリスクや、最高速がどの程度なのか気になる人も多いだろう。

本記事では、FJR1300の基本スペックから、不人気とされる理由、立ちゴケの可能性、最高速の実測値まで詳しく解説する。FJR1300が自分に合ったバイクなのか、購入前に知っておくべきポイントをしっかり押さえていこう。

記事のポイント

  • FJR1300が不人気と言われる理由と実際の評価
  • 立ちゴケしやすい要因と取り回しのコツ
  • 最高速の実測値と速度リミッターの有無
  • 購入後に後悔しないためのポイントと適した用途
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目次

FJR1300は後悔する?不人気や立ちゴケの真相は?最高速は?

  • FJR1300の基本スペック
  • 不人気と言われる理由とは?
  • 立ちゴケしやすい?重量と取り回し
  • 燃費性能は悪いのか?
  • 白バイ仕様とその違い
  • 中古市場と価格相場
  • 逆輸入モデルはお得なのか?
  • 生産終了の理由とは?

FJR1300の基本スペック

FJR1300は、ヤマハが製造するスポーツツアラータイプの大型バイクです。直列4気筒1297ccエンジンを搭載し、最大出力は147PS、最大トルクは14.1kgf・mを発生します。6速ミッションとシャフトドライブを採用し、長距離ツーリングに適した設計となっています。

車体はアルミ製ダイヤモンドフレームを採用し、高い剛性と安定性を確保。前後17インチのタイヤを装備し、ブレーキには前後連動式ABSを搭載しています。また、電子制御スロットル(YCC-T)、クルーズコントロール、可変式スクリーンなどの先進装備も備えています。

燃料タンク容量は25Lで、高速道路では約20km/Lの燃費を記録するため、一度の給油で500km近くの走行が可能です。車重はモデルによって異なり、FJR1300Aが約289kg、FJR1300ASが約296kgとなっています。快適性と高性能を両立したツアラーとして、長年にわたり進化を続けてきました。

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不人気と言われる理由とは?

FJR1300は欧州を中心に人気が高いモデルですが、日本では「不人気」と言われることがあります。その主な理由の一つは、車重の重さと取り回しの難しさです。約290kgという重量は、低速走行や駐車時に負担がかかり、初心者や体格の小さいライダーにとって扱いにくいと感じられることが多いです。

また、日本国内ではアドベンチャーバイクの人気が高まり、ツーリングバイクの選択肢が多様化したことも影響しています。加えて、新車価格が比較的高めに設定されており、競合モデルと比べてコストパフォーマンスの面で優位性を感じにくい点も挙げられます。

さらに、2022年をもって国内での販売が終了したことも、不人気の印象を強めています。新車市場から姿を消したことで話題性が低下し、流通台数も減少。結果として、中古市場での動きも鈍くなり、認知度が下がる一因となっています。

立ちゴケしやすい?重量と取り回し

FJR1300は立ちゴケしやすいと指摘されることがあり、その理由の一つは車両重量の重さです。約290kgの重量は、停車時や低速走行時にバランスを崩しやすく、特に身長が低いライダーにとって足つきが不安定になりがちです。また、フルパニア仕様にするとさらに重量が増し、取り回しの難易度が上がります。

さらに、重心が比較的高い設計になっているため、信号待ちや駐車場での取り回し時にバイクを支えきれずに倒してしまうケースがあります。特に坂道や傾斜のある場所では注意が必要です。

しかし、高速巡航時にはその重量が安定性を生み出し、振動の少ない快適な走行が可能です。取り回しのコツとしては、低速ではリーンウィズでゆっくり操作し、Uターン時はリアブレーキを活用してバランスを取ることが推奨されます。適切なライディングスキルを身につけることで、FJR1300の重量を活かした安定した走行が可能になります。

燃費性能は悪いのか?

FJR1300の燃費性能は、一般的な大型バイクと比較すると平均的な数値です。公式では定地燃費が24.6km/L(60km/h・2名乗車時)、実際の使用環境では16〜20km/L程度とされています。燃料タンク容量は25Lで、ツーリング用途なら無給油で400〜500kmの走行も可能です。

しかし、市街地や渋滞路では燃費が悪化しやすく、10〜15km/L程度になることもあります。車両重量が約290kgあることや、大排気量エンジンの特性上、低速域では燃費が伸びにくい傾向があります。

一方、高速道路での巡航時にはエンジン回転数が抑えられるため、燃費は比較的良好です。クルーズコントロールを活用すれば、燃費を安定させることもできます。燃費を重視するなら、こまめなメンテナンスやスムーズなアクセルワークが重要です。

白バイ仕様とその違い

FJR1300には警察仕様(白バイ)モデルが存在し、一部の国では公道のパトロールバイクとして採用されています。日本の警察仕様はFJR1300Pと呼ばれ、市販モデルのFJR1300Aをベースに専用の装備が追加されています。

主な違いとして、専用の大型サイレンや無線機、前後の赤色灯、警察向けのメーターパネル、特殊な電装系統が装備されています。また、クラッチ操作の負担を減らすために、専用のギア比設定がされており、市販車より低速域での扱いやすさが向上しています。

さらに、重量バランスの変更も加えられており、頻繁なUターンや低速での取り回しがしやすいよう調整されています。サスペンションの設定も異なり、安定性と快適性を両立するチューニングが施されています。ただし、白バイ仕様は一般販売されておらず、警察専用車両のため個人が購入することはできません。

中古市場と価格相場

FJR1300の中古市場では、状態や年式によって価格が大きく異なります。一般的な相場として、2010年以前のモデルは50万〜100万円程度、2013年以降の第3世代モデルは80万〜150万円、2016年以降の第4世代は120万〜200万円前後で取引されています。特に、最終モデルとなる2022年型や「20th Anniversary Edition」はプレミア価格になる傾向があります。

中古市場の需要は欧州では高いものの、日本国内では比較的流通量が少なく、人気のカラーや装備の整った車両はすぐに売れることもあります。特に、電子制御サスペンションを搭載したAS仕様は高値がつきやすい傾向があります。

購入を検討する際は、走行距離やメンテナンス履歴をしっかり確認し、駆動系(シャフトドライブ)や電装系の状態をチェックすることが重要です。また、重量があるため転倒歴の有無も確認しておくと安心です。

逆輸入モデルはお得なのか?

FJR1300には、日本国内向けモデルとは別に海外仕様の逆輸入車が存在します。特に欧州や北米向けのモデルは、国内モデルと比べて仕様が異なる場合があります。

最大のメリットは、フルパワー仕様のエンジンが手に入る点です。国内モデルのFJR1300は出力規制がある場合がありますが、逆輸入車は本来の147PSを発揮できるものが多く、パワフルな走行が可能です。また、カラーリングや装備に違いがあるため、個性的な1台を探している人にも適しています。

ただし、デメリットもあります。まず、パーツの調達が国内仕様と異なり、修理やメンテナンス時に時間やコストがかかることがあります。また、並行輸入車の場合、国内の正規ディーラーでの保証や整備が受けられないケースもあります。そのため、逆輸入車を選ぶ際は、販売元のサポート体制やメンテナンス環境を事前に確認しておくことが重要です。

生産終了の理由とは?

FJR1300は2022年をもって生産終了となりました。その背景には、排ガス規制の強化が大きく影響しています。欧州ではユーロ5規制、日本では令和2年二輪車排出ガス規制が施行され、従来のエンジンでは対応が難しくなりました。これに伴い、ヤマハはFJR1300の開発継続を断念しました。

また、市場の需要変化も要因の一つです。近年はアドベンチャーバイクの人気が高まり、大型スポーツツアラーの需要が減少しています。特に、日本国内ではFJR1300の販売台数が伸び悩んでいたため、新型の投入が見送られました。

さらに、競合モデルとの競争も厳しくなっていました。BMW R1250RTやカワサキのアドベンチャーツアラーが注目される中、FJR1300は新しい装備や技術の導入が少なくなり、市場での優位性を維持するのが難しくなったことも生産終了の一因と考えられます。

FJR1300は後悔する?不人気や立ちゴケの真相は?最高速の比較

  • 何キロ出る?最高速の実測値
  • 馬力はどのくらい?
  • 速度リミッターはあるのか?
  • FJR1300と隼を比較!どちらが速い?
  • 後継機は登場するのか?

何キロ出る?最高速の実測値

FJR1300の最高速は、ギア比やエンジン特性から計算すると約267km/hとされています。実際のテスト走行では、速度リミッターの影響がある国内仕様では180km/h前後、それを解除したフルパワー仕様では250km/h以上に達するケースもあります。

FJR1300はスポーツツアラーでありながら、並列4気筒エンジンの特性と空力設計により、高速巡航時の安定性が非常に高いのが特徴です。6速ギアで100km/h走行時の回転数は約3000rpmと低く、余裕のあるエンジン特性を持っています。

ただし、公道では法定速度があるため、最高速を出す機会はほとんどありません。高速道路ではむしろ燃費や快適性を活かし、スムーズな巡航を楽しむことがFJR1300の魅力と言えるでしょう。

馬力はどのくらい?

FJR1300のエンジンは、1297ccの直列4気筒DOHCを搭載し、最大出力は147PS(108kW)/8000rpm、最大トルクは14.1kgf・m(138Nm)/7000rpmを発生します。

この数値は同クラスのツアラーモデルと比較しても高水準であり、高速巡航時でも十分な余裕を持って加速できます。特に、並列4気筒ならではのスムーズなフィーリングと、低振動の特性がロングツーリングに適しています。

また、電子制御スロットル(YCC-T)を採用しており、スロットルレスポンスが向上。ライディングモードの切り替えにより、パワーの出方を調整することも可能です。加えて、シャフトドライブを採用しているため、スロットル操作時の駆動の安定性が高く、ツーリングバイクとしての完成度も高いです。

速度リミッターはあるのか?

FJR1300には、速度リミッターが搭載されています。国内仕様では、法律の規制により180km/hでリミッターが作動し、それ以上の速度は出せません。

一方で、海外向けのフルパワー仕様(特に北米や欧州モデル)にはリミッターがなく、最高速は250km/h以上に達するケースもあります。ギア比や空力特性から算出すると、理論上の最高速は約267km/hとされています。

速度リミッターの解除は技術的には可能ですが、違法改造にあたるため公道での使用は厳禁です。また、FJR1300はツアラーとしての快適性を重視しているため、最高速を追求するバイクではなく、安全かつスムーズな巡航性能を活かす乗り方が推奨されます。

FJR1300と隼を比較!どちらが速い?

FJR1300とスズキの隼(ハヤブサ)は、どちらもリッターオーバーの大型バイクですが、設計コンセプトが異なります。

隼は究極のスピードを追求したメガスポーツバイクであり、1340ccのエンジンから190PS以上を発生。最高速は300km/hを超え、公道最速クラスのバイクとして知られています。加速性能も圧倒的で、0-100km/h加速は3秒前後とされています。

一方、FJR1300はツーリングバイクとして設計されており、147PSの出力を持ちながらも、シャフトドライブや快適装備を重視しています。最高速はリミッターを解除した状態で250km/h前後ですが、加速性能は隼には及びません。しかし、高速巡航時の安定性や長距離移動での疲労軽減といった点ではFJR1300が優れています。

結論として、スピードと加速性能を求めるなら隼、長距離を快適に走るならFJR1300という選択になります。

後継機は登場するのか?

現時点では、FJR1300の正式な後継機は発表されていません。2022年をもって生産が終了したため、今後新モデルが登場するかどうかは不明です。

後継機が登場しない理由の一つは、市場の需要変化です。近年はアドベンチャーツアラーの人気が高まり、BMW R1250RTやホンダのアフリカツインなどがツーリングバイクの主流となっています。そのため、スポーツツアラーというカテゴリー自体の需要が減少しています。

また、排ガス規制の厳格化も影響しています。FJR1300のエンジンは長年にわたり熟成されてきましたが、最新の環境基準に適合させるには大幅な改良が必要となり、開発コストがかさむことが予想されます。

今後、ヤマハが新しいツアラーモデルを開発する可能性はありますが、FJR1300の直接的な後継機が登場するかどうかは不透明です。

FJR1300は後悔する?不人気・立ちゴケ・最高速の実態とは

  • FJR1300は1297cc直列4気筒エンジンを搭載し、147PSを発生
  • 長距離ツーリング向けに設計され、シャフトドライブを採用
  • 燃料タンクは25Lで、高速巡航時は約20km/Lの燃費を記録
  • 約290kgの車重があり、低速時の取り回しに注意が必要
  • アドベンチャーバイクの人気上昇により、日本では不人気傾向
  • 立ちゴケのリスクが高く、特に足つきの悪いライダーには不向き
  • 高速走行では重量が安定性を生み、快適なクルージングが可能
  • 速度リミッターは国内仕様で180km/h、フルパワー仕様は250km/h超
  • 白バイ仕様(FJR1300P)は低速操作性を重視した専用設計
  • 中古市場では年式によって50万~200万円の価格帯で流通
  • 逆輸入モデルはフルパワー仕様が手に入るが、メンテナンス面で注意
  • 2022年に生産終了し、現在のところ後継機の発表はなし
  • 隼と比較すると加速性能や最高速では劣るが、巡航性能に優れる
  • クルーズコントロールや電動スクリーンなど快適装備が充実
  • 排ガス規制や市場の変化が影響し、新型モデルの登場は未定
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