ボンネビルボバーに興味はあるけれど、「最高速はどれくらい?」「乗り心地って快適なの?」「故障しやすいって本当?」「見た目がダサいって聞くけどどうなの?」と、さまざまな疑問や不安を感じていませんか?
この記事では、そんな「ボンネビルボバーの最高速は?ダサい?乗り心地や故障は?」と疑問に思い、情報を探している方に向けて、バイクのスペックから走行性能、デザインに対する評価や故障事例まで、わかりやすく解説します。
はじめてのトライアンフやクラシック系クルーザーを検討している方が、安心して購入判断ができるよう、リアルな使用感や注意点もあわせて紹介していきます。
記事のポイント
- ボンネビルボバーの最高速やエンジン性能の目安がわかる
- デザインが「ダサい」と言われる理由と実際の評価が理解できる
- 乗り心地や快適性の特徴と工夫点が把握できる
- 故障が起きやすい箇所とその対策方法がわかる
ボンネビルボバーの最高速は?ダサい?乗り心地や故障は?

- ボンネビルボバーの基本スペック
- 最高速はどれくらい?
- 馬力は?
- 新車価格はいくら?
- 乗り心地は?
- 故障が起きやすい部位とは
- トライアンフは修理できないって本当?
ボンネビルボバーの基本スペック
ボンネビルボバーは、トライアンフが展開するネオクラシックスタイルのクルーザーモデルです。クラシカルな外観に最新のテクノロジーを融合させた設計で、多くのライダーから支持を集めています。
排気量は1200cc、水冷4ストローク並列2気筒SOHCエンジンを搭載しており、トルク重視のチューニングが施されています。ミッションは6速、燃料タンク容量は12リットルとツーリングにも対応可能なサイズ感です。
シート高は約690mmと低く設計されており、足つきの良さが特長です。車体重量はおよそ250kgで、重さはあるものの重心が低いため取り回しやすさも兼ね備えています。
さらに、電子制御のライディングモード(ロード/レイン)、トラクションコントロール、ABSも標準装備されており、安全性と快適性にも配慮された仕様です。
このように、見た目のクラシカルさとは裏腹に、ボンネビルボバーは現代の走行性能をしっかり備えたバイクだと言えるでしょう。
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最高速はどれくらい?
ボンネビルボバーの実際の最高速度は、おおよそ時速180km程度です。
これは、搭載されている1200ccの高トルク型エンジンによる余裕のあるパワーに加え、車体の空力バランスやギア比設定などがバランスよく設計されているためです。特に高速道路での合流や追い越し時には、アクセルを軽く開けるだけでもしっかりと加速してくれるため、不安を感じることは少ないでしょう。
ただし、クルーザーとして設計されているため、最高速を追求する乗り方には向いていません。風防がないため高速走行では風圧が強く、長時間の高速巡航には体力が求められます。
快適に走れる巡航速度としては、時速100〜120kmあたりが最適とされています。あくまでボンネビルボバーは「鼓動感を楽しむクルーザー」であり、最高速よりも中低速域の味わい深さに魅力があるモデルです。

馬力は?
ボンネビルボバーの最大出力は78PS(パワー・ステアリング)です。これはおおよそ57kWに相当し、クルーザーとしては十分な性能を持っています。
この数値だけを見ると、スポーツバイクに比べて控えめに感じるかもしれません。しかし、最大トルクは106Nmと非常に力強く、発生回転数も低めに設定されているため、発進や中間加速ではスムーズかつ力強い走行が可能です。
特に270度クランクのエンジン構造により、鼓動感のある独特なエンジンフィールが得られる点が特徴です。加速時には「ドドン、ドドン」と身体に響く振動があり、これは国産バイクでは味わえない魅力の一つと言えるでしょう。
このように、ボンネビルボバーは単なる数値の馬力ではなく、実際の体感で「乗って楽しい」と感じられるパワー特性を持ったバイクです。
新車価格はいくら?
ボンネビルボバーの新車価格は、メーカー希望小売価格でおよそ190万円前後に設定されています。グレードやカラー、年式によって若干の差はありますが、大きな変動はありません。
この価格帯には、最新の電子制御装備やブレンボ製ブレーキ、LEDヘッドライトといった高品質パーツが含まれています。また、クラシックなデザインと現代的なエンジン性能を両立している点を考えると、同クラスの外車と比較してもコストパフォーマンスは高めです。
一方で、諸費用やオプションパーツの追加、延長保証をつける場合は、総額で200万円を超えることもあります。購入を検討する際には、車両本体価格だけでなく、登録費用・保険・メンテナンスプランなども含めた総費用で考えることが大切です。
乗り心地は?
ボンネビルボバーの乗り心地は「クラシックな見た目からは想像できないほど快適」です。
まずシート高が約690mmと非常に低いため、足つきが良く、停止時の安心感があります。重心も低めなので、取り回しやコーナリング時の安定感も感じやすい仕様です。
また、リアは見た目がリジッドフレーム風ながら、実際にはリンク式モノショックサスペンションが採用されています。この構造により、路面の凹凸をしっかり吸収し、長時間の走行でも疲れにくい設計となっています。
ただし、標準シートはやや硬めで、長距離走行ではお尻が痛くなると感じる人もいます。その場合は、シートのカスタマイズやゲル入りシートパッドの活用がおすすめです。
全体としては、クラシックバイクとしては十分な快適性を持ちつつも、スポーティな走り心地も味わえるバランスの良い乗り味と言えるでしょう。
故障が起きやすい部位とは
ボンネビルボバーで報告されやすいトラブル箇所は、主に電装系に集中しています。
例えば、バッテリーの早期消耗やセンサーの誤作動が一部の車両で見られています。特に長期間乗らない場合やメンテナンスが不十分な車両では、始動時のトラブルや警告灯の誤表示が起こることがあります。
また、クルーズコントロールやメーター表示など、電子制御系に不具合が発生するケースも報告されています。これらは主にソフトウェアのアップデートやコネクタ接触の点検で改善可能です。
その他には、リアサスペンションのリンク部やチェーンまわりの定期的な清掃と給油が怠られた場合、異音や動作不良に繋がることもあります。
予防策としては、定期的な点検と純正パーツでの整備が基本です。とくに電装系はディーラーでの診断を受けることで、早期発見と対応がしやすくなります。トラブルを未然に防ぐためにも、メンテナンスの記録をきちんと残しておくことが重要です。
トライアンフは修理できないって本当?
「トライアンフは修理できない」といった声を見かけることがありますが、これは一部の誤解に基づいた情報です。実際には、日本国内にも正規ディーラー網が整備されており、修理やメンテナンスはしっかりと対応可能です。
ただし、国産バイクと比べるとパーツの供給に時間がかかるケースがあり、部品の取り寄せには数日から数週間を要することもあります。また、専門性の高い構造を持つモデルもあるため、すべての一般整備工場で対応できるとは限りません。
このため、トライアンフのバイクを維持するうえでは、正規ディーラーや経験のあるショップを活用することが大切です。特に、電子制御系のトラブルや専用パーツの交換が必要な場合には、正確な診断と技術が求められます。
要するに、「修理できない」というよりも、「修理するには専門的な環境が必要」と捉えるのが正確です。
ボンネビルボバーの最高速は?ダサい?乗り心地や故障の噂を検証

- 口コミや評価
- ダサいと言われる理由とは
- 二人乗りの注意点
- 小さいけど扱いやすい?
- 長距離ツーリングの実力
- ボンネビルスピードマスターとボバーの違いは何?
口コミや評価
ボンネビルボバーをはじめとしたトライアンフのバイクは、口コミでも非常に高い評価を受けています。特に多くのオーナーが評価しているのは、クラシックで洗練されたデザインと、鼓動感のあるエンジンフィールです。
「見た目が最高にカッコいい」「低速域でも扱いやすい」「街乗りからツーリングまで幅広く使える」など、スタイルと実用性のバランスを評価する声が目立ちます。
一方で、「メンテナンス費が少し高め」「部品の供給に時間がかかることがある」といった点も指摘されています。ただ、これらは輸入車ならではの特徴とも言えるため、納得して購入している人が多いようです。
全体としては、所有満足度が高く、愛着を持って長く乗り続けているユーザーが多いことが印象的です。
ダサいと言われる理由とは
一部では「ボンネビルボバーはダサい」といった声も見られますが、それにはいくつかの理由が考えられます。
まず、見た目がシンプルすぎると感じる人もいるようです。ボバー特有のソロシートやミニマルな外装は、無骨で無駄を削ぎ落とした美しさを追求していますが、それが「地味」「古臭い」と受け取られてしまうことがあります。
また、クラシックデザインの方向性が、現代的なスーパースポーツやストリート系のバイクと比べて個性的すぎると感じる人もいます。つまり、「ダサい」と言われるのは好みの問題であり、デザイン性の低さを意味するものではありません。
逆に言えば、そのクラシックさやミニマルな造形を「カッコいい」と捉えるライダーにとっては、大きな魅力となります。カスタムパーツも豊富で、個性を出しやすい点も評価されています。
デザインには必ず賛否があるものですが、ボンネビルボバーのスタイルは確実に支持を集めており、ライダーの好み次第で「最高にカッコいいバイク」へと変化します。

二人乗りの注意点
ボンネビルボバーは基本的にソロライド向けに設計されており、標準状態ではタンデム(二人乗り)用のシートやステップが装備されていません。そのため、二人乗りをするには、専用のリアシートやパッセンジャーステップを追加で取り付ける必要があります。
また、リアサスペンションはソロ仕様を前提にセッティングされているため、二人乗り時には沈み込みや乗り心地の変化に注意が必要です。積載重量が増えるぶん、タイヤの空気圧調整やサスペンションの設定変更も検討すべきです。
さらに、車体のサイズはコンパクトなため、リアシートはやや狭く、長時間のタンデム走行には向かないこともあります。安全性と快適性を考えるなら、短距離の二人乗りにとどめるか、専用設計のモデルを選ぶ方が無難です。
小さいけど扱いやすい?
ボンネビルボバーは1200ccの大型バイクながら、車体サイズは比較的コンパクトです。ホイールベースも1510mmと短めで、シート高は690mmと低いため、足つきが非常に良く、取り回しも軽快です。
この低重心設計と適度な重量配分により、街中でのストップ&ゴーや狭い場所でのUターンなどもスムーズにこなせます。見た目は重厚ですが、ハンドルの切れ角も十分にあり、初心者でも操作しやすい印象を受けるでしょう。
ただし、低速では安定感がある一方で、ステップ位置が低めなためバンク角には限界があり、スポーツ走行を意識した使い方にはやや不向きです。
それでも日常の街乗りから週末のツーリングまで、幅広いシーンで扱いやすいバイクといえます。
長距離ツーリングの実力
ボンネビルボバーは、見た目のクラシックさに反して長距離ツーリングにも十分対応できる性能を備えています。水冷1200ccエンジンは低中速トルクに優れており、高速道路での巡航も余裕があります。
12リットルの燃料タンクで航続距離は180~240km程度とされており、ツーリング中も頻繁な給油の必要はありません。また、クルーズコントロール機能も装備されており、高速走行時の疲労を軽減してくれます。
ただし、標準装備のソロシートはやや硬めなので、長時間の連続走行ではお尻が痛くなる可能性があります。この点は、ゲル入りパッドや社外シートに交換することで改善できます。
スクリーンやサイドバッグの装着など、長距離向けにカスタムすることで、より快適なツアラーモデルとしても活躍してくれます。
ボンネビルスピードマスターとボバーの違いは何?
スピードマスターとボバーは、どちらもトライアンフのボンネビルシリーズに属するクルーザーモデルですが、目的と装備に明確な違いがあります。
大きな違いは「用途」と「装備」です。ボバーはソロライドを前提としたミニマルなデザインが特長で、軽快さとスタイル重視の構成となっています。一方のスピードマスターは、ボバーをベースに前後16インチホイールやダブルディスクブレーキ、そして2人乗り対応のシートとステップを標準装備しています。
さらにスピードマスターにはクルーズコントロール、ビーチバータイプのアップハンドル、快適なサスペンション設定など、長距離向けの装備が充実しています。
簡単にまとめると、ボバーは「ソロで楽しむストリート仕様」、スピードマスターは「タンデムやロングツーリングも視野に入れた快適仕様」という位置づけになります。選ぶ際は、用途に合わせて検討するのがポイントです。
ボンネビルボバーの最高速・ダサい・乗り心地・故障の総まとめ
- 最高速度はおよそ時速180kmで高速巡航もこなせる
- 中低速域のトルク重視で扱いやすいエンジン特性
- 最大出力は78PSで加速も力強い
- 水冷並列2気筒SOHCエンジンを搭載し鼓動感が魅力
- 乗り心地は快適で長距離にも対応可能な設計
- シート高690mmで足つきが良く取り回しやすい
- 電装系の故障が起きやすくバッテリーやセンサーが要注意
- 故障対策としては定期的な点検と純正部品での整備が有効
- 「ダサい」と言われるのはシンプルな見た目による好みの問題
- クラシックと現代技術の融合がデザインの特徴
- 新車価格は190万円前後でコストパフォーマンスは高め
- ボンネビルボバーはソロライド向けで二人乗りにはカスタムが必要
- 小柄な車体で初心者にも扱いやすいサイズ感
- 長距離走行も快適だがシートの硬さには工夫が必要
- スピードマスターはボバーの上位互換で二人乗りや快適装備が充実
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