ZRX1200ダエグの持病や寿命は?値上がりしている?中古価格の最新動向とは

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ZRX1200ダエグは、2009年にカワサキから発売され、2016年に生産終了した日本国内専用モデルです。現在でも多くのライダーに愛されており、中古市場では価格が値上がり傾向にあります。しかし、長年乗り続ける上で気になるのが持病や寿命といった問題です。

このバイクには、シリンダーヘッドカバーのオイル漏れやジェネレーターチェーンテンショナーの劣化など、ZRX1200ダエグ特有の持病がいくつか報告されています。また、適切なメンテナンスを行えば10万km以上の寿命を持つと言われており、長く乗るための維持管理が重要です。

一方で、生産終了から数年が経過したにもかかわらず、中古市場では価格が高騰しており、特にFinal Editionや低走行の車両はプレミアム価格で取引されています。ZRX1200ダエグの持病や寿命、そして値上がりの背景について詳しく知りたい方のために、この記事では各ポイントを分かりやすく解説します。

記事のポイント

  • ZRX1200ダエグの主な持病と発生しやすいトラブルについて理解できる
  • 適切なメンテナンスを行えば寿命がどれくらい延ばせるかが分かる
  • 中古市場での値上がりの理由や相場の変動について知ることができる
  • 買取や売却の最適なタイミングや価格の目安を把握できる
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目次

ZRX1200ダエグの持病や寿命は?値上がりしている?

  • ZRX1200ダエグの基本スペック
  • ダエグとはどういう意味?
  • 排気量は?
  • オイル交換量は?
  • 最高速は?
  • リミッターカットの最高速は?
  • 生産終了はいつ?
  • 持病はある?
  • 寿命はどのくらい?

ZRX1200ダエグの基本スペック

ZRX1200ダエグは、カワサキが2009年に発売した国内専用モデルで、高い走行性能と快適性を兼ね備えたネイキッドバイクです。水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載し、最大出力110PS(81kW)/8,000rpm、最大トルク107N・m/6,000rpmを発揮します。

トランスミッションは6速リターン式で、従来のZRX1200Rからギア数が増えた点も特徴です。フレームはダブルクレードル構造を採用し、剛性としなやかさを両立。さらに、前後のサスペンションはスポーツ走行にも対応できるよう最適化されています。

燃料タンク容量は18Lで、燃費は約25.8km/L(60km/h走行時のメーカー公表値)。また、ZRXシリーズのアイデンティティであるビキニカウルが装備されており、高速巡航時の風防効果も期待できます。

全長は2,150mm、シート高は790mmと、比較的コンパクトなサイズ感も特徴です。これらのスペックにより、ツーリングから日常使いまで幅広く対応できるバイクとなっています。

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ダエグとはどういう意味?

「ダエグ(DAEG)」は、古代ルーン文字の「Dæg(デイ)」に由来し、「進化」「発展」「新しい展開」を意味します。英単語の「DAY(デイ)」の語源ともなっており、「ZRXシリーズが熟成し、次のステージへ進む」というモデルコンセプトを表現した名称です。

このネーミングには、長年にわたるZRXシリーズの伝統を受け継ぎつつ、新たな進化を遂げたバイクであることを示す意図が込められています。また、日本国内専用モデルとして開発されたこともあり、日本の道路環境やライダーのニーズに合わせた改良が施されています。

結果として、ZRX1200ダエグは従来のZRX1200Rに比べてコンパクトで扱いやすくなり、6速ミッションの採用やインジェクション化による燃費向上など、性能面でも大きく進化しました。このように、「ダエグ」という名前には、単なるモデルチェンジではなく、次のステージへ進むバイクとしての意味が込められています。

排気量は?

ZRX1200ダエグの排気量は1,164ccです。これは、従来のZRX1200Rと同様のエンジンをベースに改良されたもので、水冷4ストローク並列4気筒DOHCエンジンを採用しています。

この排気量によって、最大出力110PS、最大トルク107N・mというパワフルな性能を実現。特に、6,000rpmという比較的低めの回転数で最大トルクを発揮するため、低中速域での扱いやすさも確保されています。

また、フューエルインジェクション(FI)を搭載することで、従来のキャブレター仕様よりも燃焼効率が向上し、燃費やレスポンスの面でもメリットがあります。結果として、市街地からツーリング、高速走行まで、幅広いシチュエーションで力強い走りを楽しめるバイクとなっています。

オイル交換量は?

ZRX1200ダエグのエンジンオイル交換量は、オイルフィルターを交換しない場合で3.5L、オイルフィルター交換時は4.0Lです。エンジンの性能を維持するために、定期的なオイル交換が推奨されています。

オイルの種類は、10W-40のフルシンセティック(全合成油)または部分合成油が適しています。交換の目安として、走行距離3,000~5,000kmごと、もしくは半年に1回が推奨されます。ただし、高負荷のかかる走行をする場合は、より短い間隔での交換が望ましいでしょう。

オイル交換時には、オイルドレンボルトの締め付けトルク(25N・m)や、オイル量の適正確認も忘れずに行うことが大切です。適正な量を守ることで、エンジンの耐久性を保ち、スムーズな走行を維持できます。

最高速は?

ZRX1200ダエグのノーマル状態での最高速は、約180km/hとされています。これは、日本国内仕様のため、リミッター(速度制限装置)が作動し、法規制により速度が制限されているためです。

リミッターの作動により、エンジンの回転数が一定以上に上がると、燃料の供給が制限される仕組みになっています。そのため、仮にパワーに余裕があっても、リミッターによって制限された速度以上には達しません。

しかし、この速度でも一般的な公道での走行には十分すぎる性能であり、高速道路やツーリングにおいても快適に走行できるレベルです。ノーマルの状態では、リミッターにより安全に配慮された速度域での運用が前提となっています。

リミッターカットの最高速は?

リミッターを解除すると、ZRX1200ダエグの最高速は約240km/h前後まで向上します。これは、リミッターが作動せずエンジンの本来の性能を発揮できるようになるためです。

ただし、リミッターカットを行うには、ECU(エンジンコントロールユニット)の書き換えや、専用のリミッターカット装置の取り付けが必要になります。さらに、エンジンやブレーキ、タイヤの性能も考慮し、安全性を確保することが重要です。

また、公道では法定速度が定められているため、リミッターカットを行ったとしても、速度超過にならないよう十分な注意が必要です。サーキット走行など、安全な環境で適切に活用することが望ましいでしょう。

生産終了はいつ?

ZRX1200ダエグは、2016年に「Final Edition」をもって生産終了しました。これは、排ガス規制の強化による影響が大きな要因です。

2009年に登場したZRX1200ダエグは、日本国内専用モデルとして開発され、7年間にわたって販売されました。モデルライフの間にいくつかの特別仕様車も発売されましたが、基本的な仕様は大きく変わることなく販売が続けられていました。

生産終了後もZRX1200ダエグの人気は高く、中古市場では価格が上昇しています。特に「Final Edition」や特別仕様車は、希少価値が高まり、今後も高値で取引される可能性があります。

持病はある?

ZRX1200ダエグには、いくつかの共通したトラブルが報告されており、これがいわゆる「持病」とされています。代表的なものとして、以下のような症状が挙げられます。

  • シリンダーヘッドカバーのオイル漏れ
    ヘッドカバーのガスケットが劣化し、オイルが滲むことがあります。軽度な場合は拭き取るだけで済みますが、酷い場合は交換が必要です。
  • ジェネレーターチェーンテンショナーのへたり
    アイドリング時に「カラカラ」という異音が発生することがあり、原因はジェネレーターチェーンの緩みやテンショナーの摩耗とされています。
  • メインハーネスの劣化
    長年の使用や振動により、配線の被覆が摩耗してショートするケースがあります。特にハンドル周りやネック部分は注意が必要です。
  • ラジエターホースの劣化
    経年劣化により、冷却水が漏れることがあります。特に初期モデルではこの症状が報告されており、予防のためにも定期的な点検が推奨されます。

これらの持病は、定期的なメンテナンスを行うことで大きなトラブルを防ぐことが可能です。中古車を購入する際には、これらの症状が発生していないかをしっかり確認することが重要です。

寿命はどのくらい?

ZRX1200ダエグの寿命は、適切なメンテナンスを行えば10万km以上走行することが可能です。エンジン自体の耐久性は高く、大切に扱えば長く乗り続けられます。

実際に5万km以上走行している車両でも、大きなトラブルなく使用されているケースが多く見られます。ただし、長期間乗り続けるためには、以下の点に注意する必要があります。

  • エンジンオイルの定期交換(3,000~5,000kmごと)
  • プラグやイグニッションコイルの交換(劣化が見られたら早めに対処)
  • チェーン・スプロケットの定期点検と交換(摩耗によるパワーロスを防ぐ)
  • サスペンションのオーバーホール(乗り心地や走行安定性を維持)
  • 電装系の点検(ハーネスやバッテリーの劣化による不調を防ぐ)

また、エンジン内部の消耗部品(ピストンリングやシリンダーヘッドガスケットなど)も、定期的な点検・交換を行うことでより長持ちします。

中古市場では10万km近い車両も流通しており、状態の良いものならまだまだ現役で走ることが可能です。日々のメンテナンスを怠らなければ、長期間にわたってZRX1200ダエグを楽しめるでしょう。

ZRX1200ダエグの持病や寿命は?値上がりしている?買取相場の動向

  • ダエグは値上がりしている?
  • ダエグ相場はどう推移している?
  • ダエグのサブフレームはどんな効果がある?
  • 人気色はどれ?
  • 買取相場と売却のタイミング

ダエグは値上がりしている?

ZRX1200ダエグは、生産終了後も高い人気を維持しており、中古市場での価格が上昇しています。特に、ファイナルエディションや低走行距離の車両は高値で取引される傾向があります。このため、購入を検討している方は、予算に余裕を持つことをおすすめします。

ダエグ相場はどう推移している?

ZRX1200ダエグの中古市場相場は、生産終了以降、徐々に上昇しています。特に、状態の良い車両や限定モデルは高値で取引される傾向があります。市場の需要と供給のバランスにより、今後も価格が変動する可能性があるため、最新の相場情報を確認することが重要です。

ダエグのサブフレームはどんな効果がある?

ZRX1200ダエグのサブフレームは、車体の剛性を高める役割を果たしています。これにより、走行時の安定性やコーナリング性能が向上し、ライダーに安心感を提供します。また、サブフレームはエンジンや他のコンポーネントをしっかりと支えることで、振動の低減にも寄与しています。

人気色はどれ?

ZRX1200ダエグの中で特に人気のある色は、ライムグリーンブラック系です。

ライムグリーンはカワサキの象徴的なカラーで、Zシリーズの伝統を受け継ぐデザインとして高い人気を誇ります。特にFinal Editionのライムグリーンは、限定モデルとしての希少価値があり、中古市場でも高値で取引されています。

一方、**ブラック系(ブラックリミテッドなど)**はシックで落ち着いた印象があり、カスタム派にも好まれるカラーです。ブラックを基調にしたモデルは、オーナー自身の個性を活かしたカスタムがしやすいため、一定の需要があります。

中古市場では、特別仕様車や限定カラーは高騰しやすい傾向があり、状態の良いものは早めに売買されることが多いです。もし購入を検討している場合は、タイミングを逃さないように注意が必要です。

買取相場と売却のタイミング

ZRX1200ダエグの買取相場は、年々上昇傾向にあります。これは、生産終了後も根強い人気があり、特に状態の良い個体やカスタム車両が高値で取引されているためです。

買取相場の目安は、年式や走行距離、カスタム状況によって大きく変動します。例えば、2016年のFinal Editionでは130万~180万円程度の買取価格が付くこともあります。一方、通常モデルでも走行距離が少なく、純正パーツが揃っている場合は、高額査定を期待できるでしょう。

売却のタイミングとしては、春~夏のバイク需要が高まる時期が狙い目です。また、ZRXシリーズの人気が続いている間に売ることで、より良い条件での買取が期待できます。

ただし、市場の動向によっては価格が変動するため、複数の買取業者に査定を依頼し、適正な価格を見極めることが重要です。特に一括査定サービスを利用すれば、より高額での売却が可能になる場合もあります。

ZRX1200ダエグの持病・寿命・値上がりについての総まとめ

  • ZRX1200ダエグは2009年に発売され、2016年に生産終了したモデル
  • 国内専用モデルとして開発され、高い走行性能と快適性を兼ね備えている
  • 水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載し、最大出力110PSを発揮
  • 6速リターン式トランスミッションを採用し、ZRX1200Rよりギア数が増えた
  • 燃費は約25.8km/Lで、燃料タンク容量は18L
  • シリンダーヘッドカバーのオイル漏れが持病として知られている
  • ジェネレーターチェーンテンショナーの摩耗による異音が発生することがある
  • メインハーネスの劣化による電装トラブルが起こる可能性がある
  • 適切なメンテナンスを行えば10万km以上の寿命が期待できる
  • ノーマル状態の最高速は約180km/hで、リミッターカットで約240km/hに達する
  • 生産終了後も人気が衰えず、中古市場での価格が高騰している
  • 特にFinal Editionや低走行車両はプレミア価格で取引されることが多い
  • 人気色はライムグリーンとブラック系で、特別仕様車は高額になりやすい
  • 買取相場は年々上昇し、タイミングによっては高値で売却できる
  • バイク需要が高まる春~夏の時期が売却に適している
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