CB1100はクラシカルなデザインと空冷4気筒エンジンの魅力を持つネイキッドバイクだが、一部では「不人気」と言われることもある。実際に購入した人の中には「後悔した」と感じる声もあり、中古市場の値上がりも気になるポイントだ。
特に「CB1100は重すぎる?」「加速が物足りない?」といった評価や、「中古を買うなら今が良いのか?」と悩んでいる人も多いだろう。CB1100は生産終了により市場の在庫が減少し、人気が再燃していることから中古価格が高騰している現状がある。
この記事では、CB1100が不人気と言われる理由や、後悔しないための購入ポイント、そして中古の値上がり事情について詳しく解説する。購入を検討している人は、ぜひ最後までチェックしてほしい。
記事のポイント
- CB1100が不人気と言われる理由と実際の評価
- CB1100を購入して後悔しないためのポイント
- CB1100の中古市場の値上がりの原因と相場の傾向
- CB1100のモデル別の特徴とおすすめの年式
CB1100は不人気?中古は値上がり?後悔するポイントとは?
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- CB1100とは?
- 最高速と走行性能は?
- 不人気なの?
- 重すぎる?
- 燃費は?
- 中古市場はどうなっている?
CB1100とは?
CB1100は、ホンダが2010年に発売した大型ネイキッドバイクです。クラシカルなデザインと空冷4気筒エンジンを採用し、往年のCBシリーズの雰囲気を色濃く残しています。
特に、シンプルで無駄のないスタイリングと、金属の質感を活かした造り込みが特徴です。タンクやマフラーの形状、スポークホイールなど、細部にまでこだわったデザインが魅力的です。
エンジンは1,140ccの空冷4気筒で、扱いやすいトルク特性を持ち、低回転からでも力強い加速を発揮します。特に街乗りやツーリングでは、スムーズな走りと快適な乗り心地を提供します。
また、CB1100には派生モデルとして「CB1100EX」と「CB1100RS」があり、それぞれクラシック志向とスポーティ志向の違いがあります。EXはより伝統的なスタイルを持ち、RSは倒立フォークやキャストホイールを装備し、スポーツ走行を意識したモデルとなっています。
総じて、CB1100は最新のハイテク装備を持たないシンプルな構造ながら、その乗り味やデザインが多くのライダーに支持され続けているバイクです。
最高速と走行性能は?
CB1100の最高速は、おおよそ180~200km/hとされています。大排気量の空冷4気筒エンジンを搭載しているため、一般道から高速道路まで余裕のある走行が可能です。ただし、スーパースポーツのような鋭い加速性能はなく、どちらかというと穏やかで安定感のある乗り味が特徴です。
低回転域でもトルクが太く、発進時や低速走行でもスムーズに走ることができます。そのため、市街地での扱いやすさも兼ね備えています。一方、高速道路ではゆったりとしたクルージングに適しており、特に100~120km/h付近ではエンジンが静かで快適な巡航が可能です。
サスペンションは標準でソフトな設定になっており、路面の凹凸をしっかり吸収します。特にEXモデルはツーリング向けに快適性が重視され、RSモデルはよりスポーティな走行に適したセッティングがされています。
また、車体重量が250kg前後と重めなため、低速での取り回しには慣れが必要です。しかし、その重量のおかげで高速域での安定感が高く、直進性に優れています。
総じて、CB1100はスピードを追求するバイクではなく、落ち着いた走りを楽しむことに適したモデルです。
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不人気なの?
CB1100は決して万人受けするバイクではありません。そのため、市場では「不人気」と言われることもありますが、実際には特定のライダー層から根強い支持を受けています。
まず、不人気と言われる理由の一つに「車重の重さ」があります。CB1100は約250kgと重量があり、取り回しに慣れていないと扱いにくく感じることがあります。特に街乗りや駐車場での押し引きの際に、この重さがネックになることがあります。
また、エンジン特性が穏やかで、スーパースポーツのような鋭い加速感がない点も、パワフルな走りを求めるライダーには物足りなく感じられることがあります。
さらに、燃費が良いとは言えず、大型バイクの中でも燃料タンク容量が14Lと少なめなため、長距離ツーリングでは給油回数が増える点もデメリットです。
一方で、CB1100はクラシカルなデザインや、空冷4気筒エンジンのフィーリングを楽しめるバイクとして、一定のファン層に支持されています。特に、最新の電子制御を搭載したバイクにはない「シンプルなバイクらしさ」を求める人にとっては、唯一無二の魅力を持っています。
そのため、CB1100は「万人にとって理想のバイク」ではないものの、クラシックスタイルの大型バイクを求める人にとっては、むしろ人気のあるバイクと言えます。
重すぎる?
CB1100は約250kgの車両重量があり、大型バイクの中でも比較的重い部類に入ります。そのため、低速走行時や駐車時の取り回しに苦労することがあります。特に、狭い道や渋滞時には重量を意識する場面が多く、小柄なライダーや初心者にとっては扱いづらく感じることもあります。
しかし、走り出してしまえば安定感が増し、特に高速走行ではその重さがメリットに変わります。風の影響を受けにくく、直進安定性に優れているため、長距離ツーリングでは快適な走行が可能です。
また、重量感はありますが、エンジンの特性上、低回転から十分なトルクが出るため、発進や加速時のストレスは少ないです。クラッチ操作やアクセルワークに慣れれば、重量をそこまで感じずに乗ることができます。
総じて、CB1100は確かに重さを感じるバイクですが、慣れと乗り方の工夫によって十分に扱えるようになります。
燃費は?
CB1100の燃費は一般的にリッター15~20km程度で、大型バイクとしては標準的な数値です。ただし、燃料タンクの容量が14Lとやや小さいため、ツーリングではこまめな給油が必要になります。
市街地走行では信号待ちや低速走行が多くなるため、燃費は15km/L前後になることが多いです。一方、高速道路では一定の速度で巡航できるため、20km/L近くまで伸びることがあります。
また、CB1100は空冷エンジンのため、渋滞時や夏場の走行では熱がこもりやすく、燃費が悪化することがあります。こまめなメンテナンスや適切なアクセルワークを意識することで、燃費の悪化を防ぐことができます。
総合的に見ると、CB1100は長距離走行には向いていますが、燃費の面ではこまめな給油が必要になるバイクです。
中古市場はどうなっている?
CB1100の中古市場では、近年価格が高騰している傾向があります。これは、新車の生産終了により流通台数が限られていることと、クラシックスタイルの大型バイクが再評価されていることが影響しています。
特に、2017年以降のモデルや、最終生産モデルのファイナルエディションは人気が高く、価格が上昇しやすいです。一方で、初期型(2010~2013年)は比較的安価で流通しており、コストを抑えて購入することも可能です。
ただし、中古車を選ぶ際は、走行距離やメンテナンス履歴をしっかり確認することが重要です。特に、空冷エンジンはオイル管理が重要なため、定期的にメンテナンスされている車両を選ぶと安心です。
現在の市場状況を考えると、CB1100を購入するなら、できるだけ早めに検討した方が良いでしょう。
CB1100は不人気?買って後悔する?中古は値上がり?購入時の注意点
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- 中古は値上がり? 高騰の理由とは?
- ファイナルエディションは買いか?
- CB1100EXとCB1100RSの違いとは?
- おすすめ年式はどれ?
- CB1100の中古はレッドバロンで買うべき?
- CB1100の「ドロドロ」サウンドの魅力とは?
中古は値上がり? 高騰の理由とは?
CB1100の中古価格は近年上昇傾向にあります。その理由の一つに、新車の生産終了があります。ホンダがCB1100シリーズの生産を終えたことで、新たに購入できる機会が限られ、中古市場での需要が高まっています。
また、空冷4気筒エンジンを搭載したクラシックバイクの希少性も影響しています。近年の環境規制の強化により、空冷エンジンの新車はほとんど販売されておらず、その独特なフィーリングを求めるライダーが中古市場に流れているのです。
さらに、ネオクラシックバイクの人気も価格上昇に拍車をかけています。近年、Z900RSやXSR900など、クラシックなデザインを持つ新型バイクが注目を集めており、CB1100のような本格的なネイキッドバイクも再評価されています。
このように、供給の減少と需要の増加が重なったことで、中古市場の価格が高騰しています。今後も状態の良いCB1100は価値が維持される可能性が高いため、購入を検討している場合は早めの決断が重要です。
ファイナルエディションは買いか?
CB1100のファイナルエディションは、特別仕様の最終生産モデルとして販売された限定車です。購入を検討する価値は十分にあります。
このモデルは、最後の空冷4気筒CBシリーズとして、特別な塗装やエンブレムが施され、所有欲を満たすデザインになっています。また、装備面でもEXやRSと同等のスペックを備えており、日常の走行からツーリングまで幅広く対応できます。
ただし、ファイナルエディションは市場に出回る台数が少なく、価格が高騰しやすい傾向にあります。中古市場では新車価格よりも高額で取引されることも珍しくなく、予算に余裕がないと手が届きにくいかもしれません。
特別なモデルであることから、コレクションとしての価値も高いですが、通常のCB1100と基本的な性能は変わらないため、価格と希少性をどう捉えるかがポイントになります。単純にCB1100に乗りたいなら通常モデルでも十分ですが、将来的な価値を見据えるならファイナルエディションを選ぶのも一つの手です。
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CB1100EXとCB1100RSの違いとは?
CB1100EXとCB1100RSは、同じCB1100シリーズですが、設計コンセプトが異なります。
まず、デザイン面ではCB1100EXはクラシックなスタイルを重視しており、ワイヤースポークホイールやアップライトなハンドルポジションが特徴です。一方、CB1100RSはよりスポーティな雰囲気を持ち、キャストホイールやローハンドルが採用されています。
走行性能にも違いがあり、CB1100EXはツーリング志向のセッティングが施されています。正立フォークを採用し、ゆったりとした乗り味が特徴です。対してCB1100RSは倒立フォークを採用し、サスペンションもスポーツ寄りのセッティングになっているため、コーナリング性能が向上しています。
また、RSの方がシートがやや硬めで、よりアグレッシブなライディングに適しています。一方で、EXは座り心地が良く、長時間のツーリングでも快適に乗れる仕様になっています。
総じて、クラシカルな雰囲気を楽しみながらツーリングをメインにしたいならCB1100EX、スポーティな走行を求めるならCB1100RSが適しています。目的に合わせて選ぶことが重要です。
おすすめ年式はどれ?
CB1100を選ぶ際、年式によって仕様や装備に違いがあります。特におすすめの年式は2014年以降のモデルと2017年以降のモデルです。
2014年モデルでは、トランスミッションが従来の5速から6速に変更され、高速巡航時の回転数が低くなり、燃費や乗り心地が向上しました。また、フューエルインジェクションの調整も見直され、スムーズな加速が可能になっています。
2017年モデルでは、EXとRSが追加され、それぞれツーリング向けとスポーティな仕様として進化しました。特にLEDヘッドライトの採用や、細かな足回りの改良が施され、より扱いやすくなっています。
一方、2010年~2013年の初期モデルは、シンプルな構造でメンテナンスがしやすく、空冷エンジンのフィーリングをダイレクトに楽しめる点が魅力です。ただし、5速ミッションのため、高速巡航時のエンジン回転数がやや高めになります。
このように、街乗りやツーリング重視なら2014年以降、より快適性を求めるなら2017年以降、純粋なクラシックスタイルを楽しみたいなら2010~2013年モデルがおすすめです。
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CB1100の中古はレッドバロンで買うべき?
レッドバロンでCB1100の中古を購入するメリットは、保証制度とアフターサービスの充実にあります。レッドバロンでは、販売する車両の整備履歴を明確にし、長期保証やロードサービスを提供しているため、初めて中古バイクを購入する人でも安心できます。
また、全国に店舗があるため、購入後のメンテナンスを受けやすい点も強みです。特にCB1100のような空冷エンジンは、定期的なオイル交換や調整が必要になるため、購入後のサポート体制が整っているのは大きなメリットと言えます。
一方で、レッドバロンの中古車は市場相場よりもやや高めに設定されていることが多く、価格を重視する人にはデメリットになるかもしれません。また、個人売買や他の中古バイクショップに比べると、在庫の選択肢が限られる場合があります。
そのため、価格よりも信頼性やアフターサービスを重視するならレッドバロンでの購入がおすすめですが、コストを抑えたい場合や特定の年式・モデルを探している場合は、他の選択肢も検討すると良いでしょう。
レッドバロンでの購入に興味がある方はこちらの記事もおすすめです。
レッドバロンでホンダバイク新車が買えない理由と購入方法のポイント
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CB1100の「ドロドロ」サウンドの魅力とは?
CB1100のエンジンサウンドは、空冷4気筒特有の「ドロドロ」とした低音の響きが特徴です。この独特のサウンドは、最新の水冷エンジンにはない魅力として、多くのライダーに支持されています。
特に、アイドリング時には、排気音とともにエンジン内部の機械的な動きが感じられるため、クラシックバイクならではの味わい深さを楽しむことができます。また、低回転域では太く重厚な音が響き、高回転まで回すと、4気筒らしい滑らかで伸びのあるサウンドに変化します。
純正マフラーでも十分にこの音を楽しめますが、社外マフラーに交換することで、さらに迫力のあるサウンドを得ることができます。特に、メガホンタイプやショート管のマフラーを装着すると、CB1100の持つエンジン音の特性をより強調できます。
このように、CB1100の「ドロドロ」サウンドは、エンジンのフィーリングとともにライディングの楽しさを引き立てる要素の一つです。単なる移動手段ではなく、バイクと一体になって走る感覚を味わいたい人にとって、大きな魅力となるでしょう。
CB1100は不人気?後悔しないために!中古の値上がり事情とは
- CB1100はホンダが2010年に発売したクラシックネイキッドバイク
- 空冷4気筒エンジンを搭載し、独特のフィーリングが魅力
- 最高速は約180~200km/hで、安定したクルージング向き
- 約250kgの重量があり、低速時の取り回しには慣れが必要
- 燃費は15~20km/Lで、大型バイクとしては平均的な数値
- 燃料タンク容量が14Lと小さく、ツーリング時は給油回数が多くなる
- CB1100EXはクラシカル志向、CB1100RSはスポーティな仕様
- 生産終了により、中古価格が高騰し続けている
- 2014年以降の6速モデルや2017年のEX・RSは特に人気
- CB1100の「ドロドロ」サウンドは空冷エンジンならではの魅力
- レッドバロンでは保証とアフターサービスが充実しているが価格は高め
- ファイナルエディションは限定モデルで希少価値が高い
- スーパースポーツのような加速はなく、落ち着いた乗り味が特徴
- 高速道路では重量の恩恵を受け、直進安定性が優れている
- CB1100は万人向けではないが、クラシックなバイクが好きなら後悔しない
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